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えちぜん鉄道/勝山永平寺線
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 この原稿を書いているのは2016年9月、まだ残暑の厳しい日が続いている。
 しかし、えちぜん鉄道へ赴いたのは、半年以上前の冬のこと。原稿をさぼったことは棚に上げて、季節を先取りしたつもりで書いていこう。
 このときは、東京の家に帰ることにしていたのだが、ふと、真っすぐ帰るのではなく北陸回りにして、えちぜん鉄道の雪景色を撮り、未乗の北陸新幹線で東京に入ろうと思い立ったのである。
 ただ、新幹線や宿の予約をした昨年末は、多くのスキー場がクローズしているほど雪が少なかった。まあ年が明ければ雪も降るはずと、そのまま計画を実行する。1月上旬の週末金曜日の定時後、大阪から「サンダーバード」で福井に入り、えちぜん鉄道の終点勝山へ向かう。天候は雪どころか雨。撮影前夜の高揚感は無残に打ち砕かれての投宿である。
 翌朝、とりあえず勝山から比島へ一駅歩いてみる。かろうじて雪景色が残る中をやってきた下り始発列車のMC6101形。始発とは言え7時半ごろに撮影したものだが、何とも暗い写真になってしまった。


比島〜勝山にてshadowshadow


 比島を過ぎると、線路は少し山を登って森の中へ消えてゆく。
 写真は、その山を下ってきた勝山行の列車。


発坂〜比島にてshadowshadow


 もっと近づいて森へ入ってみた。
 やってきたのはMC7000形の2両編成。元はJR東海の119系だそうだが、そう言われてもピンとこないほど改造されて面影が変わってしまっている。


森の中shadowshadow


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