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北条鉄道撮り歩き/北条町〜播磨横田
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 北条町駅は、ボランティア駅長のいる駅を除けば、北条鉄道で唯一の有人駅。
 駅舎自体は2001年に建替えられもので、そこにローカル私鉄の風情は感じられない。
 なんて文句を、つい口にしてしまうのが鉄ちゃんの悪しき性癖。ローカル私鉄の駅舎は古くなくちゃいけないなんて、誰が決めたのか。
 駅の向かいには、さらに新しい「アスティアかさい」という商業施設や図書館などが入った複合ビルがある。ただ、空き店舗が目立ち、いささか元気がない様子。お昼を10年前と同じラーメン店で食べようと思ったら、そこも既に撤退していた。元気がないのは、近くにイオンの巨大なショッピングモールができて、お客を取られているようだ。試しにイオンの様子をのぞいてみると、いったいどこから集まってくるのかと思うくらい、車が次々やってくる。その吸引力たるや恐るべきものだ。

 北条町駅に話を戻そう。
 北条鉄道は、全線一閉塞で、スタフを使用している。以前にも触れたとおり、同じ車両の折り返し運転でも、スタフは一旦駅に返すのがルールだ。
 初めて北条鉄道を訪れたときは、昔ながらの大きな輪っかのキャリアで使っていて、その受け渡しは絵になったのであるが、今は小さなバッグのようなキャリアとなり、ひょいと手渡してしまう。うっかりすると見逃してしまいそうだ。これまた古いキャリアじゃなくちゃ、というのは鉄ちゃんの勝手な言い分で、今は女性運転士もいるので、小さくて軽いほうが扱いやすいに決まっている。


スタフの受け渡しshadowshadow

写真001/2014年8月
とてもわかりにくいが、スタフを受け渡している。


スタフを後ろ手にshadowshadow

写真002/2014年8月
スタフを後ろ手に。トライアングルのようなキャリアだが、持ちやすさ
よりも運転席横のフックなどへの掛けやすさを優先したに違いない。


 北条町〜播磨横田間は、あまりメジャーな撮影地ではなく、撮り鉄の姿を見かけることも少ない。
 でも、北条町を出て、家並みが途切れるあたりから、下里川に沿って走る姿は、さながら渓流沿いを走る感じで、結構気に入っている。北条鉄道沿線に川は多いが、すぐほとりを走るのは、この区間だけだ。
 ただ、下里川は上流が町中のせいか、結構な量のごみが流れ着いている。それだけは覚悟のうえで。


下里川に沿ってshadowshadow

写真003/2014年5月
道路橋の高南橋から撮影



下里川に沿ってshadowshadow

写真004/2014年3月
下里川だけでなく、手前のイヌノフグリとあれこれ欲張った悪しき例


 播磨横田に近づくと、田園地帯が広がる。
 道路が沿っているので、余計なものが入らないように望遠レンズでできるだけよけて、一方でバックの山の紅葉を引き付けて撮ってみた。


紅葉の山をバックにshadowshadow

写真005/2014年11月


 たまたまながら、縦位置の写真ばかり続いてしまったが、これでこの区間はおしまい。

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フラワ2000
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