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北条鉄道撮り歩き/田原〜網引 その1
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 冬の早朝、田原駅で上り列車を待ち受ける。
 乗客は通学生3人。まだ夜明け前で、寒々としている。


夜明け前の通学列車shadowshadow

写真045/2012年12月


 ここでの狙いは、上写真045の列車の折り返し。
 ちょうど日の出と重なると読んで、田原駅の網引寄りに立つ。駅の手前はカーブなので、列車のほうが勝手に角度を変えてくれる。つまり、構図を深く考えなくても適当に連写すれば光線が変わって、どこかでベストショットに当たるはず。ものぐさ撮り鉄ならではの発想である。
 いよいよ日の出を迎え、空は赤く染まり、レールも赤く輝く。すばらしい、読み通りと思ったのもつかの間、みるみる日の光が強くなる。
 まずい、これではフレア、ゴーストだらけになってしまう。急いで位置を変えようにも、もう列車の到着時刻。やむなく光線が直接レンズに入らないようにズームを望遠一杯にして撮る。こうして得体の知れない写真ができあがった。


朝日の中shadowshadow

写真046/2012年12月


 初夏、田植え前の水鏡狙いで田原駅を訪ねてみると、中学生たちが熱心に駅の掃除をしていた。
 「トライやる・ウィークかい?」声をかけると、
 「はい!」元気のいい返事が返ってきた。
 「ご苦労さん」
 トライやる・ウィークとは、兵庫県で行われている中学生の職業体験だ。数人のグループ単位で、様々な企業や官庁などへ1週間派遣されるのである。もちろん駅にいたグループは、北条鉄道が受け入れたに違いない。
 そこへやってきたフラワ2000−3。中学生たちは作業の手を休め、ホームに整列してお出迎えだ。


トライやる・ウィークshadowshadow

写真047/2014年6月


 秋、ホーム脇の銀杏をちょっと強引に入れて撮る。
 銀杏と言えば、隣の網引駅が有名で、それに比べると田原駅の銀杏はかなり小振りだ。


田原駅の銀杏shadowshadow

写真048/2014年11月


 田原駅を出て、万願寺川へ至る築堤沿いにコスモスが咲き乱れていた。
 写真は2012年に撮ったものだが、盛りはとうに過ぎているし、そもそも逆光である。翌年こそはと2013年、少し時期を早めて訪ねてみると、全くコスモスの姿がない。2014年も同じ。なかなか思惑通りにはいかない。


コスモスshadowshadow

写真049/2012年11月



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駅名
INDEX
(はじめに)


フラワ2000
北条町駅 播磨横田〜長間 長駅の桜 善防山をバックに 法華口の桜 水鏡 秋の色 スペース
---現在地---



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