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大道具・小道具たち その3
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土佐電鉄の小道具たち
 前夜の大雨がうそのように晴れ上がったまさに五月晴れの朝、高知駅前の土佐電鉄の電停に立つ。ふと電車の屋根に、かわいらしい鯉のぼりが立っていることに気がついた。見れば、どの電車にも青い真鯉と緋鯉がなかよく並んでいて、いざ電車が走り出せば、風を受けて元気いっぱい泳ぎだす。ささやかな小道具でありながら、見ているだけでも微笑ましい演出であった。
鯉のぼり

ビニール傘

 車内に入ると、出入口横にビニール傘が立ててある。あまり好きな呼び方ではないけれど、いわゆる『善意の傘』である。一般の鉄道で駅に用意されていることはあるが、路面電車では電停というわけにはいかないので、逆転の発想で車内に置いたのだろう。私が気づかなかっただけかも知れないが、車内に置き傘があったのは土佐電鉄だけだったように思う。
蛍光灯

 そして、天井を見上げれば、蛍光灯になにやら模様が入っている。よく見れば、JALの広告だった。こんなところにまで広告を入れるとは、と思ったものの、晩になって点灯したら意外と目立つかも知れない。
 どういう契約になっているのだろう、1車両ずつか、それとも広告付き蛍光管の本数なのか、いろいろ思いをめぐらせたのであった。

 最後はテレビ電車こと。テレビ付きの電車は筑豊電鉄にもあったが、土佐電鉄は衛星放送なので、走行中も画像が安定しているのが売りである。ただ、いかんせん走行音が大きいので、音声は聞き取りにくくなるのは仕方がない。
衛星放送TV
運転台の後ろに備え付けられたTV。
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