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江ノ島電鉄
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 さて、いよいよ本題のはずなのだが、肝心の江ノ電の乗場が見つけられない。なにぶん20数年ぶりの藤沢である。ずいぶん様変わりしてしまっている。
 看板を頼りに小田急デパートの2階からようやく駅にたどり着いたのであった。以前はどうだったかも思い出せない。
 自動改札越しに構内をのぞむと、予想以上に広い。単線の行き止まりであったが、2線くらいとれそうな広さであった。
 早速、一日券580円也を購入し、折り返し待ちの2000形に乗り込む。車内は意外に混んでいて、ドアの横に立つ。新型なので両開きの扉と思い込んでいたが、片開きの扉が速いスピードでゴロンと閉まって、意表をつかれる。
 2〜3駅過ぎると、車内が少しすいたので、無意識のうちに座ってしまう。さすがに腰は完調ではないようだ。
 鵠沼を出ると、急カーブでキーキーとフランジを鳴らして境川を渡る。こんなカーブあったかな、相変わらず記憶はあいまいである。向かいの席では若い女性が、甲高いきしみ音に顔をしかめて耳を押さえていた。
 鵠沼、湘南海岸公園とめぐると、次は途中下車しようと思っていた江ノ島である。思いのほか早い。ホームに降りてみると、さすがにこの駅の記憶は蘇ってきた。
 
江ノ島にて
江ノ島駅を発車し、藤沢へ向かう300形。
半逆光で、おでこが光っているのがご愛嬌。


 この日は1月とはいえ、暖かい日であった。駅のコインロッカーに、バッグだけでなくコートまで放り込んで、次の腰越に向けて歩き出す。そう、沿線唯一の併用軌道区間に向かったのである。
 ちょうど龍口寺の前から併用軌道となり、狭い通りを一直線に線路が伸びている。さすがにシーズンオフということもあって、渋滞のイメージが強いこの通りもこの日はがらがらで、江ノ電も走りやすそうであった。
 いろいろアングルを変えて撮影するが、どうもこれといった手応えがない。あと1本、あと1本と粘っているうち、ふと陽が傾きかけていることに気づく。冬の陽の短さを忘れて長居をしすぎた。


     【併用軌道ミニアルバム】

 左)300形と郵便ポスト(少々無理のあるアングル)
 上)レトロ電車10形。
 下)江ノ電と競争する子供たち(1977年撮影)




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