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銚子電気鉄道
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 高校時代の文化系のクラブでは、秋の文化祭だけでなく、合間の2月や6月にも小さな発表会を行うのが恒例となっていた。
 一応、文化系クラブの一員であった鉄道研究会でも、小発表会のテーマを選び、部員みんなで調べに出かけたものだ。
 もっとも、小発表会ということもあって、研究目的というより、日帰り旅行気分の気軽なものであった。
 1976(昭和51)年6月のテーマは、銚子電気鉄道。
 たぶん急行『犬吠』か『水郷』で銚子へ向かったはずだが、もう全く記憶にない。
 銚子に着いてからは、何はさておき仲ノ町の車庫を訪ねた。
 お目当ては、やはりデキ3。当時はまだ客車や貨車の牽引に活躍していたと思うが、休日のこの日は、客車を1両つないだまま静かに車庫で休んでいた。
 実際にデキ3が客車を牽いて走るシーンを撮りたいものだ、と思ったものの、果たせぬままいつしか客車は廃車となってしまった。

デキ3

仲ノ町の車庫で休むデキ3。今は真っ黒に塗られたデキ3であるが、このころはツートンカラーだった。


 車庫の片隅にはデハ101が留置されていた。最近まで、笠上黒生駅の側線で朽ちかけていた車両だ。(今はもう解体されてしまったとの由)
 デハ101の雨宮製の台車も、それと意識して撮ったのかは覚えていないが、ちゃんとプラス補正をかけて、写している。

デハ101


雨宮製台車


 大がかりな検査?を受けていたのがデハ301。当時はまだ前面窓が改造されておらず、古めかしい面構えだ。
 この車両も、長く仲ノ町の車庫で眠っていたが、残念ながらデハ101に続いて解体されてしまったという。

デハ301


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