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切符あれこれ


1. 鉄道技術研究所の切符
 昭和47年、ということは当時中学生だったわけですが、近くの鉄道技術研究所(今の鉄道総研)が鉄道100年記念行事で一般公開されているという話を確か学校で聞き、行ってみました。
 今となっては、何を見たのかほとんど忘れてしまいましたが、唯一自動改札機の体験コーナーだけ覚えています。体験といっても、係の人から切符をもらって、自動改札機に入れて、通り抜けるだけのことでしたが、そのコーナーでは自動改札機がいかに優れているかアナウンスが流れ(ていたと思う)、文字どおり鳴り物入りという感じでした。(その時は、今すぐにでも各駅に設置されるという感じでしたが、労務問題があったのか、実際に普及したのはJR時代に入って、それも最近のことですね)
 当時としては珍しいものなので、何回も切符をもらっては、改札機に通して遊んでいたのですが、そのうち、ふと疑問が芽生えてきました。確かに改札機は切符を吸い込み、次の瞬間にはパンチのかわりに穴が空いて出てくる。「これは早すぎる。磁気を読み取っているというが、実は穴をあけているだけではないのか?」そう思うと疑惑はむくむくとふくれあがり、どうしても確かめたくてしょうがなくなりました。切符にはうやうやしく発行日と“当日限り”なんて書いてある。ということは翌日ははねられるはず、これで読み取っているのかチェックできる。そこで、係の人から受け取った切符を未使用のままポケットにしのばせ、その日は家へ帰りました。
 翌日、早速、鉄道技術研究所へ。いざチェーック!
 ガシャン、キンコンキンコンキンコンキンコン・・・・・ゲッ
 係の人が顔色をかえて飛んでくる。(鳴り物入りの自動改札がそれこそ鳴り物になっているんだから、係の人も焦ったでしょう)
 閉じたゲートの前で固まってる私の横で、切符を取り上げられ、一言「なんだ昨日の切符じゃないか」 「エヘヘ」と意味不明の笑みを浮かべて退散。
 お見それいたしました。
 で、このときの切符を、と言いたいところなんですが、行方不明なのと、その頃のいわゆる『軟券』は時とともに真っ黒になっていく傾向にあり、おそらく見つかっても何も読めない状態だと思います。そのかわり、おそらく新型自動券売機のデモンストレーションだったかで入手した切符を2種類お目にかけます。ただし、これもご覧のとおり酸化して、ちょっと怪しい状態になっています。


2. ラッキー7の切符
 最近は、恒例のように年号と月日が揃う日に売り出される硬券入場券。このうち、平成7年7月7日発行の三宮駅の入場券が結構余っています。これは、震災後の何となく気分が滅入っている中、ちょうどラッキー7でもあり、職場のみんなに配ろうと神戸駅と三宮駅で買ったのですが、三宮駅のほうは配りきらないうちに翌日になってしまい、鉄ちゃんならいざ知らず、一般の人?に前日付の切符を配っても有り難味がないような感じがして、手元に残ってしまったものです。


3.1円電車の切符
 そして、最後は軌道めぐりでも紹介した1円電車の切符です。5円で7枚もらった切符を探していると、明延鉱山と書いたファイルが出てきたので、これだと思って開くと、台紙付の切符が出てきました。おお、そういえばこんなものもあった、確か軌道めぐりとは別の機会におそらく買ったものだとは思い出したものの、入手経緯は定かではありません。
実物は大きいので、縮小しています。絵をクリックしてもらえれば、拡大できます。



 切符あれこれとは言ったものの、何の脈略もない切符たちでしたが、実は手元に複数ストックがあるものを並べてみたのです。
 で、それぞれコレクションとして価値があるのかどうかわかりませんが、このまま色褪せてしまうのももったいないので、当ホームページ開設を記念?して、ぜひ欲しいという方がいらっしゃいましたら、ご連絡いただければお譲りしたいと思います。(郵送料くらいは当方で負担しますので)
 どのくらいの反応があるのかわかりませんが、しばらく時間をおいて、もし多数のご応募があれば、抽選ということにしたいと思います。
 いずれにしも、結果については、このページでご報告いたします。

(2000年11月追記)
とは言ったものの、結局今まで応募なしでした(^^;

(2001年2月3日追記)
ようやく第1号のご応募がありました(^^)
思いもかけず鉄ちゃんではなく、『鉱物趣味のページ』を運営されている鉱物コレクターの方で、たまたま神戸にお住まいなので、本日お会いして、一円電車の切符を無事お渡ししました。
『鉱物趣味のページ』を読めばおわかりのように、造詣の深い本格的な収集家の方で、興味深いお話を聞かせていただきました。
私の家の周辺でも化石が取れるとお聞きして、採集に行ってみようという気になっています。



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