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秋田内陸縦貫鉄道2022 春
昨年(2021年)秋、ほぼ10年間通い続けて、そろそろ潮時と言っていた舌の根も乾かぬうちに、また秋田内陸縦貫鉄道を訪れることとなった。
少々日程を誘導したこともあるのだが、2022年4月の第4週の週末に東京へ出かける用事ができ、これに引っかけて秋田まで足を延ばすことにしたのだ。
今年の角館の桜の開花予想では、満開は4月18日ごろと例年より早く、当初は先に秋田へ出かけて帰りがけに東京へ寄る行程を組んでいた。ところが、日が経つにつれ開花予想日も後ろ倒しに。これはいかんと急きょ東京に寄った後の4月最終週に変更したのであった。
初日は、午後少し遅めに角館に着き、いつものとおりレンタカーを借りて、何はさておき角館〜羽後太田の桜の下へ。そこには先客の撮り鉄がいて、本当は家族旅行なのだが、自分だけ先乗りして撮り鉄をしているという。家族をほったらかしのこちらは小さくなるしかない。彼の構える後ろに下がって、8年前とほぼ同じ構図で撮影。前回は曇り空だったので、その撮り直しである。やれやれ、そこまでこだわるのかね、というため息が聞こえるような気もするが。
車両も同じ黄緑色のAN−8809だが、さすがにこれは偶然で狙ったわけではない。ただ、前にも書いたが、肝心の桜の花の付きが本当に悪くなってきている。何か打つ手はないものだろうか。
その日の夕暮れは夕焼けを期待して、これまたいつもの角館〜羽後太田の築堤へ向かう。そして結果もまたいつもと同じ代わり映えのしない写真を撮影したのであった。
翌日はずっと薄曇りが続き、どの写真もピリッとせず、フラストレーションのたまる一日であった。
そんな中、ほんのいっとき陽が射したタイミングで、羽後太田駅付近の桜を入れて撮ってみた。この桜は花の色が濃く、ひときわ目立っていて、遠目には八重桜かと思ったが、近づいてみると花が八重ではない。そこまではわかるのだが、では何という桜か問われても、こういうことには疎くて窮してしまう。花と一緒に葉が出ているので山桜かな?でも、花の色が濃いので大山桜??
羽後太田から少し角館側へ戻り、いつもの築堤のそばで咲く桜を入れて。実は前日にもこのアングルで撮ったのだが、近づきすぎて車両がいっぱいいっぱいの窮屈な写真になってしまったので撮り直したのだ。冒頭の写真のとおり8年前の桜の撮り直しもして、我ながら本当にしつこい。
でも、せっかく撮り直したのに、やはり薄曇り状態が続いていて陽が当たっていないのが残念。