秋田内陸縦貫鉄道 秋2/6
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さらに先へ進み、角館バイパスを横切ると、才津川(たぶん)だ。土手の上からはちょうど秋田駒ヶ岳が遠望できる。そうして撮った写真は、秋田駒ヶ岳が遠すぎるし、そもそもアングルに何のひねりもない。
あたりの田んぼ沿いには、サルビアの赤い花がずらっと並んでいて、ひときわ目を引く。これを撮らない手はない。次の列車は、しゃがんで低いアングルからサルビアを入れて撮ることにする。ただ、シャッターを押す直前、枯れ草が伸びているのに気づき、列車にかかりそうだと思わず中腰に。それだけで構図がごろっと変わっていまい、メインのサルビアが、なんとも中途半端になってしまった。
それが下の写真。本当は、サルビアの花が画面いっぱいに広がり、その合間を列車が走る感じだったのに・・・。
ここで撮り直そうという思いもかすめたが、せっかく自転車を借りたのだから、もう少し足を延ばしてみる。
途中、築堤上の線路で、黙々とレールの継ぎ目を締め歩く職員に追いつく。その姿を、ちょうど秋田駒ヶ岳がバックになる位置で1枚。
その後、羽後太田駅付近まで行き、何本か撮影したが、今一つ手応えがないまま、早くも夕暮れが近い。
最後に築堤の上を走る列車で、夕日ギラリを狙う。列車の進行に合わせてカメラを振るが、なかなか光らない。ほとんど真横に来たところで、やっと光ったと思ったら、列車に無粋な電柱?がかかってしまっている。う〜ん、もっと周囲に注意を払って位置決めすべきであった。これも詰めが甘い。
こともあろうに角館高校の生徒によるラッピング車を光らせて絵を台無しにしていまい、少々申し訳ない気分。