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秋田内陸縦貫鉄道 秋
角館〜羽後太田間の撮影に区切りをつけ、その足で松葉駅手前の国道から少し入った脇道へ。実はこの場所は建設会社の裏手だったりするのだが、結構気に入っていて、もう何度目かの撮影である。
バックの小さな山の紅葉も今が盛りだ。おあつらえ向きに線路の手前には柿もたわわに実っている。でも、本当はどちらかに絞るべきで、欲張っちゃいけないと反省するのは、いつも後になってから。進歩がない。
そして、同じ列車を後追いで。ありきたりな構図ながら、山(地形図で確認すると椈森?)を遠望するこの角度が一番のお気に入りなのである。
もうしばらく待機して、全く同じ場所で今度はレンズを望遠に交換して撮影。
縦位置でぐっと山を引きつけるつもりが、やってきた列車が2連だったので、思わず横位置に構え直してズームを戻してしまい、またもや中途半端に。これでは朝の3連と同じ展開じゃないか。進歩がない。
順番は逆になるが、同じ列車を後追いするのも、これまた同じ。柿の木とバックの紅葉の山の両方を欲張ってしまったのも、しつこいが同じである。
ところで、山の色が、先の下り列車と明らかに違って、赤みが強い。記憶色とは言うが、さすがにここまで派手だった記憶はない。ホワイトバランスはオートで、色補正もしていないが、何に引きずられて、こんなに赤くなったのだろう。
フィルム時代、例えばコダックのコダクロームとエクタクロームで、色の傾向の違いは、はっきりしていたが、デジタル時代はホワイトバランスがどちらにころぶか、カメラ任せだ。そんなことに今さらながら気づく。