今回の3泊4日の行程では、角館に1泊、残る2泊は今年から定宿に決めた?田沢湖ローズパークホテルであった。
そのホテル2泊目の晩は雨が降り続き、翌朝ようやく少し晴れ間が見えてきた。すると、田沢湖越しに雲の切れ間から雪山が姿を現し、思わず感嘆の声を上げる。前日まで雪はなかったのに、一夜明けて雲のベールを剥いでみたら真っ白になっているなんで、まるで魔法のようで感動的だ。
ホテルのスタッフも「白くなってますね!」と興奮気味に話している。そのスタッフに山の名前を聞いたのだが、情けないことに忘れてしまった。
こちらは角館の武家屋敷通りの紅葉だ。見ごろまであと一歩という感じ。
これも早朝の撮影なので人通りはないが、さすがに淋しすぎるので、角館高校?の女子高生が自転車で通学する後姿を入れてみた。
それにしても、ここで撮影するときはいつも路面が黒い、すわなち雨ばかりということだ。おかげで武家屋敷の黒板塀と道路が同化してしまっている。
最終日、小雨の角館駅で帰りの「こまち」を待っていると、急に陽が射して虹が出始めた。
これは、まさに初めて秋田内陸縦貫鉄道を訪れた
2009年の秋と全く同じ状況ではないか。そのときも、帰りの「こまち」乗車直前であったのだ。
虹に始まり虹で終わる、やはり秋田内陸縦貫鉄道行きは区切りを打てとの暗示か、とも感じてしまうが、本文に書いたとおり、まだまだ通い続けるつもりなのである。