この日の宿は、堀内〜野田玉川の安家川(あっかがわ)橋梁に近い国民宿舎「えぼし荘」。すべての部屋から朝日が望めるのが売りの宿である。
翌朝、日の出の写真と言えば聞こえはいいが、要は単なる「絵はがき写真」を大量に撮った後に野田玉川駅付近へ。この場所は、前日のロケハン以前に予め地図で目星をつけていた場所だ。朝日に輝く海をバック、といきたいところだが、欲を言えば、もう少し高い位置から撮りたかった。
撮影後は例によって朝食をとるためにいったん宿へ戻る。その前に宿の近くから安家川橋梁を見下ろすアングルで。ここから撮った写真も、WEB上に数多くアップされている。ただ、もっとも見通しのいい場所が倒木でふさがれてしまい、かなり厳しい状況になっていた。
朝食後、最初に向かったのは、堀内(ほりない)駅付近。漁港があることはわかっていたので、それらしい写真を撮る目的であったが、列車が目立たず、我ながら「何だかなあ」という出来。
ちなみに堀内駅は、あのNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」に「袖が浜」という駅名で登場したそうで、ホームには、しっかり駅名標まで設えてある。
堀内駅から少し移動して、海をバックにできそうな場所へ行ってみたが、ちょっと苦しいアングル。そこでレンギョウの花を入れて、彩りを添える。何のことはない、前日の摂待付近の橋梁と全く同じ発想の足し算である。