■犀川その2
しつこく2011年4月に撮った犀川沿いの写真を続ける。
ちょっと変化をつけたくなって、何の必然性もない流し撮り。
今年(2017年)4月は、犀川の土手から橋梁を渡る上り列車をこれ以上ない平凡なアングルで。
ここで、遠く川口からやって来た撮り鉄と出会う。聞けば、毎年この時期は1週間休暇を取って、全国の桜を追いかけているという。なんともうらやましい。
2011年4月にも、線路を挟んだ反対側から撮っている。晴れているせいもあるけれど、こっちのアングルの方がいいかも。
車両は、当時最新鋭のハイモ330−701。登場時は樽見鉄道オリジナル塗装であったが、現在はページ一番下の写真のとおり、淡い青緑色の全面広告車に変更されている。
土手の桜を抜けてきたと思わず書きかけたが、実は上り列車なので右へ向かって走っている。(2011年4月撮影)
このアングルが最も桜のボリュームを出せるので、何度も同じような写真を撮っている。
その同じような写真をもう1枚。上の写真はやや望遠気味だが、これはほぼ標準の画角にして、さらに桜を多く入れてみた。
色味に手を加えてはいないのに、夕日を浴びて花の色がわざとらしいくらい赤味を帯びている。昼間、桜の下は大勢の花見客でにぎわっていたが、夕方になって潮が引くようにいなくなってしまい、ひとり撮影に勤しむ。
今年もここで撮影したが、いつもと同じではつまらないので、少しアレンジしてみた。と言っても、手前にタンポポを加えるという得意の足し算である。