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目くらまし
少し前に、かつての同僚と会った際、「最近はEVのことばかり長いので読むのをやめました」と言われて、身近に読んでくれている人がいると知ってびっくり。そんな希少な読者にまで見放されてはまずいと、今回は身近な話題を取り上げた。
まずはお菓子の和栗ケーキ。
秋に入りかけたころ、あるスーパーで、森永の和栗ケーキが198円で特売されていた。栗は好物なので思わず2個と手を出すが棚には3個しかなく、2個取ってしまうのは申し訳なく思えて1個だけカゴに入れる。ところが別のコーナーで和栗ケーキが山積みになっていて、なんだ、ここにたくさんあったとカゴに1個追加。支払いを済ませてマイバッグに入れるときになって気づく、違う、これはロッテの和栗ケーキだ! レシートを見ると258円、やられた!!と思ったものの、交換してもらうのも面倒だし、この機会に食べ比べてみよう。
その結果は個人的な感想だが、森永はしっとりしてケーキ感がより強く、一方のロッテは元々チョコパイだけにパリッとした食感で栗の風味も感じる。まあどちらを買っても間違いはないが、同じ赤いパッケージで目くらましとまでは言わないまでも、私と同じように買い間違いはありそう。それとも私がそそっかしいだけ?
続いてはリードのキッチンペーパー。
ストックをすべて使い切ったので、新たに2ロール入りを購入し、横にして両側から支えるタイプのホルダーに収めると、なぜか落ちてしまう。調べてみたら幅が2.5センチほど小さく変更されて、ホルダーにかからなくなってしまったのだ。メーカーのLIONのHPでは「使いやすい大きさに変更した」とあるが、どこが使いやすいのかと嫌みを言いたくなる。これこそ目くらまし、いわゆるステルス値上げだろう。原材料費の高騰で値上げはやむを得ないとしても、幅ではなく長さ(枚数)を減らしたほうがよかったのに。やむなく今は芯を無理やり引っ張り出して便宜的に幅を広げ、ホルダーにかけてしのいでいる。
写真のとおり、新旧製品を並べてみると意外に大きさが違うが、店頭では気づけなかった・・・「ちょっと待った!なぜ旧製品が写っているんだ」って? 実はその後、ある家電量販店で「在庫処分」として安く売られていたものなのだ。おそらく1年以上陳列されていたのだろうが、別に腐るものでもないと購入したのであった。
そして洗濯用洗剤。
これも詰替え用のボトルが切れたので、いつも利用しているネット販売店の購入履歴から再購入しようとしたら「販売終了」との表示。おかしいなと他店を見ると、なんだちゃんと売っているじゃないかとそちらへ注文し、届いたダンボール箱を開けてびっくり、小さい! どうやら従来の5リットルから4リットルに変更されたようだ。そうか「販売終了」というのは5リットルのことを言っていたのか。
「いやいや、だからこれは目くらましじゃなくて一目瞭然って言うんじゃないの?」と突っ込まれそうだが、写真だけでは大きさがわかりにくいという目くらましの落とし穴にはまってしまったのである。
4/5の量になったということは、その分購入サイクルが短くなり、配送や廃棄の頻度が増すことになる。それなら5リットルのまま値上げしたほうがよかったのではと思う。そんなことを言うと、LIONから「だからリードキッチンペーパーは幅こそ少し狭くしたけど38枚入りは減らしていない」と鼻息荒く言い返されそうだ。
最後はネスレのゴールドブレンド。
いつも最も大きい瓶入りを購入しているが、以前の150gから徐々に小さくなって今は120gと、先の洗濯洗剤などと同じ傾向だ。それでも新規顧客獲得のためか、たまに15g増量した135gの限定品が出回ることがあり、いつもそれを狙っていた。ただ、最近は見かけなくなり、やはり物価高のせいかと、やむなく120gの通常タイプを購入していたのである。
ところが、先日、和栗ケーキを買った同じ店舗で、特売のチラシにつられて行ってみると、特売品は+15gの増量タイプではないか。ラッキーとばかり一人6本限りの限度一杯を購入。値上げばかりのご時世で、たまにはこういうことがなくちゃ。
で、今の懸念は賞味期限切れまでに飲み切れるかということ。いや、その、お恥ずかしい話、もう増量タイプが買えなくなるかもと、ついもう一回、限度6本を購入してしまい、家の棚には都合1ダースの増量タイプ(さらに通常タイプのストックが数本)が並んでいるのである。いい歳なのだから節度をわきまえようよ、と自分に言い聞かせるしかない。
以上、書いてみたらどうでもいいようなことばかり。元同僚から、今度は「くだらないので読むのをやめました」と言われそう・・・。
それでもやっぱりEVのこと