【写真29】
発電所の先へ進むと、滑車や歯車、モーターらしきものが積まれていた。索道用の資材だろうか。
【写真30】
沖見橋。
【写真31】
沖見橋というのだから、橋からは山あいに海が見えた。それを撮ったはずなのに、写真では白く飛んでしまって何も写っていない。
【写真32】
権現橋。
【写真33】
三五郎橋。
橋のたもとに積み上げられた新しい枕木でお分かりのように、発電所の先まで保線は行き届いていたのである。
写真を見て気づいたのだが、奥に発電所の施設らしきものが写っている。
【写真34】
当時の日記帳には、「変な山」と記してある。
調べてみると、ちゃんと中島権現岳という名がついていた。「変な山」とは失礼な話である。
それでも、岩がむき出しのちょっと不思議な形の山だ。
【写真35】
ちょうど10キロのキロポスト。
真新しいキロポストだが、別の場所では木製の古いキロポストと並んでいるのも見かけた。ただ、古いキロポストの距離は2キロ多い。
かつては、屋久杉の積み出しのため、軌道は苗畑ではなく安房港まで延びていた。その頃の古いキロポストを更新しつつあったのかも知れない。
この新しいキロポストの横でも、木製の標杭が倒されている。もう覚えてはいないのだが、キロポストだとすれば、12キロと書かれていたはずだ。
もしかすると、写真26の「八粁橋」も、もともとは「十粁橋」で、標杭を入れ替えるところだったのかも・・・。