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【写真集】屋久島の軌道
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翌朝、目が覚めると、筋肉痛で足がぱんぱん。おまけに疲れも取れず、身体が重い。
実は、この日はバスで行けるところまで登り、そこから前日の森林鉄道の車両たちをもう一度見て、できれば小杉谷まで歩こうと思っていたのだが、あっさり断念。
とはいえ、1日寝ているのももったいないので、午後から観光バスで島めぐりに出かけたのであった。
観光バスで山を登ると、眼下に屋久島電工の発電所が見える。昨日あれだけ苦労して登った場所を、冷房の効いた車内から見下ろすのは、ちょっと複雑な心境であった。
そして最終日。早朝にもう一度だけ苗畑に寄ってみる。
【写真46】
朝一番は、カラーフィルムを装填して撮影。
苗畑の車庫の様子。頭上に当時でも珍しかった日本石油の古い給油機が見える。
右手には前々日に改造中だったトロッコが立てかけてある。どうも放置されているようにしか見えないのだが、果たして完成には至ったのだろうか。
【写真47】
モーターカーの後姿。
日陰のせいで発色が悪いのを無理やり補正。
【写真48】
朝日を浴びるDLたち。
観光バスで島めぐりをした前日も快晴で、ひと月に35日雨が降ると言われる屋久島で、3日間も晴れ続きとは、雨男の私にとっては奇跡的だ。
【写真49】
モノクロフィルムに入れ替えて、モーターカーを横目に歩く登山客を撮る。軌道に立ち入った部外者は、決して私だけではなかったという言い訳写真。
【写真50】
切り通しを出るあたりで、モーターカーを待ち受ける。
準備万端の撮影だったはずなのに、モーターカーがぶれてしまっている。後ろにトロッコを従えていたが、真っ正面のアングルなので写っていない。
【写真51】
続いて切り通しをかき分けるようにやってきたDL列車。
【写真52】
頼もしい背中の男たち。