この日は土曜日なので、JRからの乗入れ列車の『ホリデー快速河口湖』がやってくる。先ほどの鉄ちゃんに「ちょっと向こうのカーブで撮ってきますね」と断って少し移動して撮影。
そろそろ正面から陽が当たることを期待していたのだが、まだ少し早かったようだ。
戻ってみると、先ほどの鉄ちゃんから、「向こうのカーブでは正面に陽が当たりました?」と尋ねられ、「まだもう少し陽が回らないとだめですね」と答える。やはり彼も光線のことを気にしていたようだ。鉄の考えることは同じである。
最後は2000形『フジサン特急』だ。
このポイントでは、もう少し広めの画角で撮る手もあるのだが、さっきの『富士登山電車』よりさらに望遠側にして、画面左側に見えていたコンクリートの白いよう壁をカットしてみた。その分、列車も富士山も少々窮屈な感じになってしまったが。
『フジサン特急』には、前回訪問時の帰りに河口湖から乗車した。
せっかくなので、そのときの様子を少し紹介しておこう。
さて、三つ峠〜寿間での撮影であるが、『フジサン特急』を撮ったころから、だんだん富士山が逆光になり、それにつれて色も薄くなってきた。
潮時と判断して、先ほど鉄ちゃんに「そろそろ撤収しますね」と声をかけ、引き上げたのであった。
【2010年1月現地、2012年1月記】