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福井鉄道<取材編>2/5
再び市役所前に戻り、一旦田原町まで向かうことにする。そこにやってきたのは旧型の140形であった。ステップを上り、車内に入ると土曜日だというのに女子高生で満員。走り出すと、やっぱりいいねえ・・・、いや女子高生のことじゃない、旧型ならではのツリカケ音のことである。
次の裁判所前で女子高生たちは全員下車してしまい、それまでの混雑が嘘のように空いてしまうと、もう終点の田原町である。ほんの5分ほどの乗車であった。
上) 市役所前に140形が到着。
乗客が定期券を見せながら下車してきた。
右上)田原町に停車中の140形。
右) 140形の車内。
転換クロスシートでゆったりしている。
本当は、ちょっとだけ様子を見るために、田原町でえちぜん鉄道に乗り換えて福井に戻り、再び福井鉄道で武生へ向かう予定であったが、文字どおりツリカケ音につられて、そのまま140形で折り返す。
そして一駅目の裁判所前、今度は女子高生につられて早々に下車。(ある意味予想どおり)
おいおいそりゃないだろう、と140形が恨めしげに走り去っていく。すまぬ140形・・・。
それにしても、女子高生の様子を見ると、土曜日のクラブ活動という雰囲気ではなく、普通に授業があるようで、進学校なのだろうか。ルーズソックスの子など一人もおらず、しつけも厳しいようだ。
これも今はなき旧型の80形から下車する女子高生たち。
そのうしろを見捨てた140形が走り去る。
次にやってきたのは600形。
写真の男性は学校の先生かと思ったら、どうやら鉄道職員のようだ。やはりみな定期券を見せながら下車していた。