ところで腕木式信号や閉塞器は、動きや音に特徴がある。だから写真よりもビデオで残したい、それもせっかくなら高画質で・・・。というわけで、直前にHDVを購入しまっていた。
ああいかん、本当に子供より性質が悪い。自業自得とはいえ、予定外の出費で未だに財政は火の車である。
購入したのは、当時、発売からまだ日も浅かったのに、値段がこなれていたキヤノンのHV10。キスデジなどの他の製品も同様なのだが、キヤノンは値崩れが早いので、逆に採算は取れているのか余計な心配をしてしまう。
それでもハイビジョンというだけあって、映像は格段にいい。静止画を切り出しても200万画素あるので、ちょっとしたスナップは問題なさそう。特にウェブ上ならビデオの静止画とは気づかれないのではと思うほどだ。
というわけで、沢辺駅の様子は、ビデオから切り出した静止画を中心に進めていこう。
まずは腕木式信号機。上りと下り両方にあるが、細倉方は踏切の傍にあって観察には楽なのだが落ち着かないので、石越方で撮影。
前にも使ったギミックだが、例によって画面にカーソルを置くと信号が切り替わる。
腕木式信号機の後は、沢辺駅にお邪魔して、閉塞機とご対面である。
くりはら田園鉄道は、若柳〜沢辺〜栗駒間がタブレット閉塞となっていて、沢辺駅を境に2つの閉塞区間に分かれている。だから、当然ながら沢辺駅には2つの閉塞器が並んでいる。この2つ並んだ閉塞機がお目当てなのだ。
閉塞機が2つ並んでいるので、それぞれを区別できるよう、呼び出しの電鈴の音も異なっている。
その電鈴のクローズアップ。左写真が栗駒側の電鈴で、まさにベルの形なので、音も予想どおりチンチンチンと鳴る。
一方の右写真が若柳側の電鈴。蚊取り線香のように渦を巻いたおもしろい形をしている。こちらはボンボンボンというかジャンジャンジャンというか、どこかなつかしい音だ。
せっかくなので、その音もMP3にしてみたので、よかったらクリックしてみてください。