昼食を挟んで3時間以上お邪魔した沢辺駅を辞して、沿線で列車を撮りながら、前回、最初に下車した尾松駅に再びやってきた。
もう陽は傾き、尾松駅から鶯沢方を望むと、逆光に照らされ、なかなかいいムード。
ただ、意外にアングルが厳しくて、少しでも左に振ると信号、右は踏切が入ってしまう。
ということで、待ち受けて撮った第16列車の写真は、これ以外にアングルの取りようがなかったのである。
さあ、今日の最後は尾松〜鶯沢間の築堤上で、夕陽を浴びて走る列車を撮ろう。
えっ?これのどこが夕陽なのかって?
いやあ、もっと赤く染まるつもりが、逆に青味がかってしまった。なかなか思惑どおりにはいかないものである。
翌日、2泊3日のくりはら田園鉄道訪問も最終日である。
この日は祝日なので、鉄ちゃんも多いだろうと覚悟して沢辺〜津久毛間に繰り出すも、人影はない。
それもそのはず、この日も朝もやがひどくて、とても撮影には適さないのだ。
連日の朝もやに少々意気消沈して、次のポイントへ。前回うまく撮れなかった鶯沢〜鶯沢工業高校前間の丘陵である。
朝もやもすっかり晴れた中、今度こそと、あれこれ撮影ポイントを探し回るうちに時間切れ。あろうことか踏切での撮影となり、おかげで丘陵らしさなど微塵も感じられない写真となってしまった。
そうこうしているうち、帰りの新幹線の時間も近づいてきた。
最後は、ここも有名な撮影ポイントであるが、終点の細倉マインパーク前に近い金田森公園からの俯瞰撮影で締めくくりとしたのであった。
【2006年11月現地、2007年8月記】