=ここでちょっと寄り道=
ちょうど郡上八幡ホテル前の国道156号線から、山へ数キロ入ると、大滝鍾乳洞がある。
その鍾乳洞へのアプローチにケーブルカーが使われていると聞いて、立ち寄ってみた。
この時期はバスもないので、足は車しかない。レンタカーにしたのは、ここに寄り道をするためでもあったのだ。
うねうねカーブを巡って山を登ると、忽然と視界が開け、釣堀やらレストハウスなどの観光施設が並んでいて、何だか妙な気分。
その一角に鍾乳洞の入場券売場があり、そこから100メートルほど奥に行くと、ケーブルカー乗り場に着く。
ケーブルカーといっても、要は『全国フシギ乗り物ツアー』の世界で、ほんの200メートルほどの距離の簡易なものだ。
でも、1994年製と比較的新しいにも関わらず、いかにも手づくりといった風情が独特なレトロ感をかもし出して、いい感じだ。
肝心の鍾乳洞の様子であるが、予想以上に広くて、見応えはあったのだが、なにしろ湿度が高くてレンズが曇ってしまい、ろくな写真がないので省略。
そうそう、もし大滝鍾乳洞へ行かれるなら、ホームページの割引券を持っていけば、1000円のところ800円になるのでお忘れなく。
大滝鍾乳洞から取って返して、また郡上八幡ホテルへ。先ほどの道路とは反対側、つまり前回と同じ側からの撮影である。
ホテルに着くなり、遠くから踏切の鳴る音が聞こえたので、小走りに駐車場の端まで行き、ぎりぎりで下り第5列車。
やはり対岸のガードレールは気になる。
川原に下りて、上り第10列車。
前回は車両が小さすぎたので、ズームレンズを少し長めにする。
それでも相変わらず岩だけは大きく、列車は小さいが。
山の雪は、大滝鍾乳洞に寄り道をしている間にほとんど消えてしまっていた。
その後、ホテル横のドライブインで少し早めの昼食・・・って、まるで前回と同じ行程じゃないか!
というわけで昼食後は前回とは違う、とはいえ前回寄った赤池〜深戸間のポケットパークに車を置く。
前回来たときに、小道から築堤、線路へのつながりが気に入ったのだが、いざ下り第7列車を撮ってみると、現地で感じた雰囲気のよさを今ひとつ表現しきれていない。カメラも少し上に向けすぎたようだ。
同じ場所で上り第12列車を撮るが、バックにおそらく八幡西中学校の黄色く色づいた銀杏の木を入れたものの、おざなりの感は否めない。
そしていよいよ事前に調べておいたお座敷列車のナガラ5形である。
ここで撮影場所に少々迷いが生じ、当初予定を変更して、相生〜郡上八幡間のガーダー橋へ向かう。
ところが、急に土砂降りになってしまい、横着して国道の洞門を雨除けにして撮影。
郡上八幡での折り返し列車は、上り第8列車と同じ場所で撮る。今度はピントはあったものの、雨のせいで暗い感じだ。