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秋田内陸縦貫鉄道2023 秋
今年もやっぱり秋田内陸縦貫鉄道へ。年に一度の訪問は、もはや習慣のような当たり前のことになっている。
とはいえ、さすがに例年の写真と変わり映えしないので、最近始めたインスタグラムに先行してアップした写真を含め、撮影順にかいつまんで掲載していこう。
今年は全国的に秋の訪れが遅かったため紅葉は期待外れ。さらに秋田県は熊の人身被害が全国で最も多く、地元の放送局では連日のように被害が報道され、「いつでも・だれでも・どこでも熊に遭遇するリスクがある」と注意を呼び掛けていた。実際、熊鈴やラジオをつけて散歩している地元の人たちを見かけ、「朝夕は特に気を付けて」と声をかけられたこともあった。こちらも念のため熊除けスプレーとラジオ代わりのスマホを携帯していたものの、熊除けスプレーは、いざというときに冷静に使えるか自信はない。幸い熊との遭遇は免れたが、いつもとは違う緊張を強いられたのであった。
前置きが長くなったが、訪問記に話を戻そう。初日は角館に泊まり、翌早朝は恒例の角館〜羽後太田の築堤へ。いつもは刈り取られていることの多いサルビアが残っていたことからも、秋が遅いとわかる。そのサルビアを朝日の逆光で撮影。
その日の日中は天気がすっきりせず曇天での撮影が続いたが、少し陽が射したタイミングでサルビアとススキが二段重ねになるような構図にして撮ってみた。
次の日の早朝、また角館〜羽後太田の築堤へ。天候は回復しているはずだが霧が濃く、その中を下り始発列車が角館へ向かう。
サルビアを前ボケで。花の間に1両分が余裕で収まるつもりが、ぎりぎりになってしまった。それにしてもサルビアが真っ赤なベタ塗のようで品がない。ここまでぼかさずにもう少し花の形を残すべきだったかも。
ちなみに、サルビアとススキの二段重ねの写真にも写っているこの車両(AN8804)のみが、当初のオリジナル塗装を保っている。
その後は前日の撮影地をトレースするように巡り、曇天で手ごたえのなかった写真の撮り直しをする。
まずは羽後太田〜西明寺のススキの野原で、このところ好んで撮っている光芒とともに。