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近江鉄道2017〜18
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 2017年12月、久しぶりに近江鉄道を訪ねた。
 2002年の初訪問から3日で再訪した理由を思い出せないのはしかたないが、まだ1年あまり前の2017年末に訪ねた動機すら覚えていないのが情けない。ちょうど車をプリウスPHVに買い換えて、少し遠出をしたくなっただけのような気もする。
 それで向かったのは、またもや水口松尾〜日野間で、日野駅寄りの築堤だ。ここで朝日を狙ったのである。
 最初は、流線型のスタイルが異彩を放つ700系「あかね号」。800系などと同じく種車は西武鉄道401系だが、気合の入った改造を受けている。ただ、残念なことに寄る年波には勝てず、今年(2019年)5月の引退が決まってしまった。
 その700系を狙いどおり朝日が射抜き、手ごたえ十分であったのだが、できあがった写真は上下のバランスが悪い。カメラを上下に振る、あるいは広角にするなどすべきであった。横長の編成写真を撮ると、いつもこういう結果になってしまうのがもどかしい。


朝日に射抜かれた700系shadowshadow


 さらに陽が昇ると、築堤手前の凍てついた草むらが黄金色に輝き始めた。そうなれば、もちろん主題は黄金の草むらだ。
 

黄金の草むらshadowshadow


 それから1年後の2018年12月、再び同じ築堤へ。
 この日はやや天候が悪く雲が多い。それを逆手に、バランスの悪かった700系の雪辱を果たす意味も込めて、広角にして雲を大きく取り入れてみた。列車を射抜く朝日という構図は相変わらずだが、雲が暗すぎて、ちょっと不気味な感じがしないでもない。


曇り空の早朝shadowshadow


 話を2017年12月に戻して、早朝の撮影後、沿線で撮影ポイントを探していると、朝日大塚駅の近くで稲荷神社を見つけた。こぢんまりとした神社だが、奉納された鳥居が並び、いい雰囲気だ。ただ、線路とは微妙な距離があって、列車と絡めるのに苦労する。
 最初は鳥居と狐を主題にしてみたが、列車はどこだ? 実は右側のシルエットの狐の左下に、西武旧塗装となった820系がかろうじて見えているのだが、あまりに小さすぎる。


正一位眞現稲荷大明神shadowshadow


 それなら真っ正面から攻めてみようと、撮り直したのがこれだ。それでもご覧のとおり、かなり広角にしないと列車が入らない。


神社の正面からshadowshadow


 2018年12月、なんとか居並ぶ鳥居をメインにしようと再チャレンジ。
 でも、やはり列車が小さい・・・。結局ここでの撮影の解は、見つけられないままだ。


居並ぶ鳥居shadowshadow


 唐突ながら、以上で「近江鉄道2017〜18」は仕舞い。・・・いやいや2年がかりの大仰な題名をつけながら、本当にこれだけで終わりなの?
 もちろん他の場所でも撮影したのだが、今ひとつぱっとしない。ここは今年中にもう一度訪ねて、写真を追加したいと考えている。ということで「近江鉄道2019」に乞うご期待!?
 ちなみに2017年12月撮影時のカメラはEOS 7DMK2なのに対して、2018年12月はEOS Rに替わっている。2002〜04年に、フィルムカメラから転向して始まったデジタルカメラ地獄は、まだまだ続いているのである。
 
【2017年12月・2018年12月現地、2019年4月記】

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