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しなの鉄道
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 その後は御代田〜平原へ移動。宿泊したルートイン軽井沢に近い場所だ。線路際には車を停められそうもないので、ホテルに置かせてもらい歩いて向かう。この場所も地図で目星をつけていたのだが、現地に着いてみると、背後の住宅?の法面を工事したばかりなのだろうか、真っ黒なシートで覆われていてぎょっとする。列車の後方にかかっているのがそれで、なるべく目立たないように隅に追いやったのであった。
 ここも、もっと早い時間に撮影するつもりであったが、どんどん予定が押してしまい、車両側面の陽の当たり方が怪しくなっている。
 それにしても、2月というのに浅間山の雪が本当に少ない。


御代田〜平原にてshadowshadow


 夕方が近づき、いよいよ浅間山をバックに順光で撮れる場所が限られてきた。この場所は県道の傍で引きが取れず、3両編成は入らないことは承知のうえで「ろくもん4号」を撮影。


晴れた浅間山と「ろくもん」shadowshadow


 ここからはテーマを浅間山から切り替えて、夕暮れモードに入る。とはいえ、まだ陽は高いので、太陽を入れて光芒を狙う。カメラをEOS RとRFレンズにしてから、光芒がきれいに撮れるようになったこともあって、結構はまっている。
 撮影したのは、前回の夕暮れと全く同じ場所だ。


築堤の下から光芒狙いshadowshadow


 次の撮影ポイントへ移動中にやってきた下り列車が、変わった塗色の115系だったので思わずカメラを向ける。
 後で調べてみたら、台湾鉄路との交流事業で、台湾の車両の塗色にしたものだそうだ。かように車両のことは事前に何も調べておらず、鉄ちゃんととしてお恥ずかしい限り。


台湾鉄路色の115系shadowshadow


 そして最後は前日、雨粒で画面が荒れてしまった撮影のリベンジで、全く同じ場所で同じ時刻の列車を狙う。我ながら執念深い。
 しかし、陽が少し雲に隠れてしまったこともあって、前日の輝きには及ばず。おまけに前述のようにこの日は猛烈な風で、バラバラと砂ぼこりを吹き付けられて目を開けておられず、実はノーファインダーでの撮影になってしまったのである。前日の雨に続いて風と、なかなか厳しい仕打ちを受けてしまった。


前日のリベンジshadowshadow


 厳しい仕打ちと言えば、コロナ禍が続き、この原稿を書いている2022年1月現在は変異型のオミクロン株への感染が日本中で急拡大している。何とか早く収束して、しなの鉄道の撮り鉄にまた行きたいと思っている。もちろん、あのビストロへも。

<補足>
 しなの鉄道は2020年から新形式のSR1系を順次導入しており、本文写真の115系の多くが既に廃車となっている。ひとえに原稿を暖めすぎたせいだが、ご容赦願いたい。

【2020年1〜2月現地、2022年1月記】

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