ここ1年ばかり、ベタなテーマだが、富士山の撮り鉄をしたくなり、撮影に向かうことを何度か繰り返した。
手始めに富士急行、そして岳南鉄道と訪ね、3つ目の鉄道として選んだのが、この伊豆箱根鉄道駿豆線なのであった。
2010年3月、例によって東京への日帰り出張の前日、三島に泊まり、翌朝6時26分発の修善寺行きの7000系に乗車。事前に車両のことは何も調べていなかったので、全席クロスシートの車内に少々驚く。ただ、そのためにかえって通勤・通学客の評判が芳しくないことを後に知った。
その7000系で、ロケハンをしながら、修善寺まで乗り通す。
折り返しの電車で、途中気になった大仁駅に寄ってみる。
広々とした構内に、昔ながらの洗面もあって、とてもなつかしい感じだ。
大仁から隣の田京まで、特徴ある城山を入れて撮ったりしながら歩く。
途中の踏切で、幼稚園へ送るところなのか、子供の手を引いたお母さんがやってきたので、ちょっと無理な態勢ながら撮ってみた。
やはり距離ががありすぎて母子の姿が小さい。かなりトリミングしてみたのだが、まだまだだ。
田京駅に近づいたころ、なんとも澄んだ声でさえずる小鳥が2羽飛んできて、線路にとまった。小さな身体からは想像できないほどの、よく通る鳴き声だ。
ただ、この方面には本当にうといので、なんという鳥なのか見当もつかない。これでバードウォッチングを始めようかなどと言っているのだから、呆れた話である。
ネットで検索してみると、イソヒヨドリに似ているように思うのだが。浜辺じゃないけど・・・。