銚子電気鉄道2/2
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仲ノ町のあとは、観音、本銚子、笠上黒生と歩き通したようだ。自分のことなのに、記憶が曖昧で断定できないところが情けない。
下の写真は、たぶん観音〜本銚子間だと思うのだが、今はこの区間で、これほど見通しが利く箇所はないので、ちょっと自信がない。
やってきたのは、デハ201。おへそライトにビューゲルという出で立ちは、どう見ても路面電車だ。
本銚子では、駅のすぐ近くの跨線橋からデハ501を撮る。
この跨線橋は、今でも有名な撮影ポイントであるが、木々が生い茂ってしまい、当時の方がはるかに撮りやすかったのである。
こうして笠上黒生駅に到着。
ここには、2008年に再訪して、雰囲気がほとんど変わっていないことに感激した駅だ。さすがに腕木式信号機はなくなっていたが、駅のたたずまい、出札口の様子など、当時のままなのだ。
木造のこぢんまりとした駅舎。今も、外壁が張り替えられたくらいで、昔の面影をよく残している。 今は出札口にポスター類がごちゃごちゃ張られているが、もし剥がしたら、実はほとんど変わっていないはず。
終点の外川駅も、今は大きな駅名看板が掲げられているが、駅そのものは昔のままだ。
最後の写真は、少し趣向を変えて、列車待ちの間(もしかしたら、男子部員の撮り鉄が終わるのを待つ間?)、駅でトランプに興じる女子部員たち。
一番左端のHさんは、普通の女の子という印象しか残ってなくて申し訳ないのだけれど、中央のTさん、右端のSさんのことは、よく覚えている。2人とも、まじめなところは共通なのだが、性格はずいぶん違っていた。
Tさんは、とてもきっちりしていて、文章力もあるので、何を任せても安心な存在。一方のSさんは、ほんわかとしたメルヘンの世界にいるような「癒し系」の存在。何を隠そう、そんなSさんは、一番のお気に入りなのであった。
う〜ん、書いているうちに、なつかしくて会いたくなってしまうなあ。
と、毎度のことながら、女性のことになると筆が走って、止まらなくなりそうなので、このへんで。
【1976年4月現地、2011年5月記】