4年ぶりの余談は、
しし座流星群に続いてまた天体もの。
実は、子供のころから宇宙には興味があって、もし余命が数年とか言われたら、なんとかNASAに頼んで火星や木星の探査機に乗せてもらい、これらの惑星を間近に見てから死にたいなどと、おかしなことを考えていたものである。
当時の流行とも言えるが、もちろん天体望遠鏡も持っていた。もっとも天体望遠鏡さえあれば、どの星も大きく見えるとわくわくしながらのぞいてみたら、月や大きな惑星を除くと、すべてただの点でしかなく、すぐに飽きてしまったのであるが・・・。
それでも、今も星をながめていると、どこかに地球とは全く異なる生物がいる星があるのかなとか、宇宙の果てとはどんな様子なのだろうなどと思いに浸ってしまうのである。
なんだか大上段に構えた前書きになってしまったが、今回の本題である部分月食は、しし座流星群に比べたら小ネタである。
このところ、仕事が忙しく(というより行き詰まり)、毎晩遅かったのだが、(2005年)10月17日の晩は久しぶりに20時すぎに家に着いた。
ふと、そういえば今日は部分月食があったはず、と思い出し、夕食後に外へ出て月を見てみると、雲間からかすかに欠けた月が見えている。
ただ、今回の部分月食は、ピンポン玉を強くたたきすぎて、ひしゃげちゃったという程度の欠け方で、感動は今ひとつ。
今は小学6年になった娘も呼び出したが、反応は「ふ〜ん」てなものである。上の子に至っては、外へ出てくることすらなかったのであった。
その部分月食が最大になった頃合を見計らって撮ったのが下の写真。
こうして改めて見ると、やっぱり「ふ〜ん」としか言いようがないか・・・。
【2005年10月記】