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 【快速線内:20周年(2018年)バージョン】
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 国分寺から武蔵小金井をはさんで東小金井駅。
 見慣れたEF15−89号機が牽引する貨物列車が通過する。今回、ネガを確認して次位のDD13に気づいた。もちろん回送であろうが、そういえば、ほぼ毎日、DD13をつないだ貨物列車が走っていたなあと、懐かしく思う。


DD13を従えたEF15貨物

<1980年5月撮影>


 東小金井駅を通過する事業用のクモヤ143−15。やけに車体がピカピカだと思って調べてみたら、当時、新造されたばかりだったようだ。ウイキペディアによると、老朽化したクモヤ90の置き換えが目的だったそうで、実は最後尾にそのクモヤ90が連結されている。とはいえ、このときは廃車回送ではなく、おそらく途中での方向転換に備えて、両端にクモヤをつないでいたのであろう。まだこのころは、新旧仲良く働いていたわけだ。


クモヤ143

<1980年5月撮影>


 東小金井に寄った本来の目的は、駅北側にあった貨物駅の入換シーンを撮ることにあった。いつか撮ろうと思いながら、実行に移した1980年頃は、既にEF60が幅を利かせており、この日もEF60−502号機が入換作業に当たっていた。デッキ付きのEF15ならよかったのにと思っても後の祭りである。


入換作業中のEF60

<1980年5月撮影>


 東小金井駅の北側は、ヤードを越えるために跨線橋でつながっていた。上の写真は、その跨線橋から撮ったものだ。
 跨線橋の下を入れ換え作業中のEF60が行き来する。高架となった今では、とても想像できない光景である。


跨線橋の下を抜けるEF60

<1980年5月撮影>


 東小金井の隣、武蔵境も興味をひかれる駅だった。
 上下線の間に待避線があって、ここに貨物列車が待避して特別快速などをやり過ごしていた。その中でも注目なのが、昼前にやってくるEF15重連の貨物列車だ。写真はEF15−79号機と82号機で、旧型機関車の重連は風格あふれるものであった。


EF15の重連貨物列車が到着

<1979年撮影>


 EF60が進出して重連も組合せが変わってしまった。写真はEF60−507とEF15−62の重連。上の東小金井でのクモヤ90とクモヤ143と同じように新旧の協業である。
 撮影はかっこつけて、通過する特別快速を低速シャッターで流してみたが、手振れも起こしていて、停まっているはずの貨物列車もぶれてしまっている。


EF60とEF15の重連

<1980年5月撮影>


 武蔵境からは、西武鉄道の支線「多摩川線」、通称「是政線」が出ている。他の西武鉄道とは全く接続しておらず、離れ小島の不思議な感じがする路線だ。高架となる前は、同じホームに仲良く並ぶ姿を見ることができた。


同じホームに仲良く並ぶ

<1980年5月撮影>


 次は三鷹から吉祥寺あたり、と言いたいところだが、三鷹から東の新宿側は、早くから高架となっていて、ほとんど写真を撮っていない。
 このため、本当に唐突なのだが、快速線内はここまでとして、次回は最近撮影した中央線の写真をまとめてみようと思う。

【2019年1月記】
つづく


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