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北条鉄道撮り歩き/法華口〜田原 その3
かつて北垣駅長がいたころの桜のシーズンは、傍若無人な撮り鉄たちでカオスとも言える状況になっていたが、2022年は人出こそ多いものの穏やかな雰囲気で、予定より長居をして撮影を楽しむ。
法華口駅は、2020年に列車の行き違いができるよう交換施設ができて、旧ホームの播磨下里側に2線のホームが新設された。その新しいホームに右側通行で入線する下り列車を、旧ホームから後追いしたもの。左側通行なら正面から上り列車を撮れるのになんて、勝手なことを思ってしまう。
広角レンズなのに車両を画面の隅に配置したため、歪んでしまっているのがちょっと残念。ちなみにそのレンズは予約してから何か月も待たされたRF14−35mmズームで、ようやく使い始めたばかりのもの。これまでのキヤノンのレンズとは発色の傾向が違うようで色のりもやたらよく、空がわざとらしいくらい青い。
今度は、旧ホーム側の旧対向ホームから。って、自分でも何を言っているのかわからない。交換施設は2020年に設けられたが、実はかつても交換駅で、単線化された際、駅本屋のあるホームだけが使われて、対向ホームはそのまま残されていたのである。ただ、上述のとおり2線のホームが新設され、駅本屋のあるホームも発着には使われなくなったため旧ホームと称したのだ。写真では左側が駅本屋のある旧ホーム、桜が植えられている右側が旧対向ホームである。
この写真も、RF14−35mmレンズで、縦位置にしたこともあって、今度は車両の顔が面長になっている。どうもまだ広角ズームを使いこなせていない。
その旧対向ホームから田原側へ向かって数本の桜が並んでいて、この桜を撮るために法華口駅を少し離れ、近くの路地へ行ってみる。普段は列車の上に見える大きな桜が目当てだが、小ぶりながらこちらの桜も悪くない。
今回の更新のテーマは春で統一しているはずなのに、いきなり違和感のある写真で恐縮だが、桜の写真が3枚だけではさみしいのと、今回を逃すと載せる機会がなくなりそうな気がして敢えて追加した。
2021年12月、年賀状用の写真を撮るために田原〜法華口の森へ行ってみた。以前、真っ赤なモミジを撮った場所だが、さすがに12月では葉は落ちてしまっている。そこで、もっと下がって広く森を入れる構図にしてみた。列車が来る直前まで、横位置で森全体を入れるか、縦位置で木の大きさを強調するか迷いに迷うが、最後は縦位置に。結果的に森のボリューム感も出せて、正解だったように思う。
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