2020年は、まさかの新型コロナウイルスの世界的な大流行で、世の中の動きが一変してしまった。特に国内で緊急事態宣言が発令されていたゴールデンウイークは、とても撮り鉄などする気も起きず、ずっと家に引きこもっていたのであった。
でも、秋になって感染も落ち着き始め、撮り鉄にも色気が出てきた。そもそも撮り鉄は孤独な趣味で、人との接触はほとんどない。という言い訳で、Go Toトラベルキャンペーンを利用して、恒例の秋田内陸縦貫鉄道を訪ねたのであった。
角館でレンタカーを借りて、まずは通いなれた角館〜羽後太田の築堤にやってきた。去年に続きサルビアがまだ残っている。ということは今年も紅葉は少し遅めかもと思いながら、下り列車を撮影。
この日初めての撮影なので、小手調べのつもりでオーソドックスなアングルとしたが、あまりにありきたりで、もう少し工夫すべきであったと今さらながら反省しきり。
車両は、この年から走り始めたAN−8905改造の「笑 EMI」号だ。
その後は、これまたいつもの松葉付近の築堤で撮影したのち、戸沢付近へ。ここはカラマツの黄葉が目当てなのだが、予想どおりまだ色づいていない。
どうしようか迷った挙句、何を思ったのか
2018年とほぼ同じアングルで。せめて違うレンズにして、画角を少しだけ変えてみた。
線路際にひときわ赤く色づいたカエデらしき木が見える。近づいて撮りたいところだが、国道から遠望する形で三脚を立てた撮り鉄がいたので、あきらめてこちらも望遠で。
夕方には羽後太田〜角館の築堤に舞い戻り、逆光でサルビアを撮る。ここで、2018年、19年と続けて出会ったおばちゃんとの再会を期待したのだが、それは果たせず。かわりにこの場所では珍しく撮り鉄を姿を見かけた。みなGo toキャンペーンにつられて繰り出してきたのだろうか。