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北条鉄道撮り歩き/法華口〜田原 その2
法華口駅が長くなった。そろそろ田原へ向かおう。
2〜3百メートルほど歩くと、線路沿いに溜池がある。小さいながらも線路際にある唯一の溜池だ。ここでの狙いは水鏡である。
水鏡が撮れるのは、田んぼに水を張ってから田植えまでのわずかな期間というイメージがあるが、ここなら、いつでも撮れるわけだ。ただ、風の通り道なのか、いつも波立っていて、きれいな水鏡にはなかなか当たらない。
秋、写真041の右手に見える森に、真っ赤に染まった紅葉の木があった。
少し線路から離れてしまうが、列車を絡めて撮ってみた。
列車の前にちらっと白いフェンスが見えるが、もともとそこには保育園があった。いつか園児たちと列車を合わせて撮りたいと思っていたのだが、果たせないまま廃園となってしまった。やはり少子化の影響なのだろうか。2016年1月24日現在のグーグルストリートビューでは、まさに保育園の解体まっただ中の様子が映っていて、やるせない気分になる。
その後はしばらく更地であったが、先日通りがかると、太陽光パネルが並んでいた。北条鉄道沿線の空地には、次々と太陽光パネルが設置されている。沿線のとある山の南斜面の森林が伐採されて丸坊主となり、どうしたのかと驚いたら、その後、太陽光パネルが敷き詰められて、二重にびっくりしたこともある。北条町の大きなため池の逆池は、桜の名所で白鳥も飛来するのだが、池に一面の太陽光パネル。景観もさることながら、環境への負荷も半端ではないような気がする。再生可能エネルギーとは言うものの、少々複雑な思いだ。
同じ森を抜ける列車の姿を、田原側から狙う。
大好きな構図なのだが、足場がないので少し離れた踏切から望遠で撮影。そのおかげでちょっと平板な感じ。
すぐ近くの道路沿いで、風になびくススキを入れて。
このときの風は強烈で、だからこそこれだけススキが横になびいたのだが、一番上のススキがバタバタあばれて落ち着かない。しかたなく左手でそのススキを押さえて、カメラは右手で片手持ちして撮ってみたが、こうしてみると、いかにもわざとらしい。
法華口〜田原間の写真はこれで終了。あと2駅しかないのに、写真はまだ44枚と半分以下だ。
でも、ご安心を。田原〜網引〜粟生にかけては怒濤の枚数となる。それはとりもなおさず、出かけた回数がいかに多かったかということでもある。
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